例えば、PDCAサイクルは「やり切る習慣」、そしてPDCAサイクルを回しながらインタンジブルアセット(お金に換算できない財産)を「積み上げる習慣」によって人は育ちます。
上司が一番やってはならないことは、「やりっぱなし」です。
PDCAサイクルで言えば、PPPPの様な仕事のやり方です。
「やり切ったと思える体験」から部下は何かを得て成長します。
上記の1~6の全ては経営によって深く理解され、哲学として浸透していなければ成立しません。
経営のコミットが不可欠なのです。
経営は現場を、現場は経営をRespectする(役割を認め合う)風土経営と現場が方針管理や自主研活動等でLinkする(繋がる)風土が人を育てます。
経営が一番やってはいけないことは、「現地・現物・現実」を観ず、「原理・原則」に従わないことです。
5ゲン主義が大変重要です。
一般的な研修は、リーダーシップ研修、課題形成研修、コミュニケーション研修などがありますが、いきなりそれらの研修を行ってもうまくいかない原因があることをご存知でしょうか?
なぜなら、それは、手段を解決する研修だからです。
実は、その前に、どうしても踏まなくてはならないステップがあるのです。
それは、
「管理職とは何をする人なのか?」
「経営者とは、何をする人なのか?」
「幹部人材とはどのような人材なのか?」を定義するステップなのです。
研修ソーシングにおける研修プログラムでは、この最初のステップに時間をかけます。
トヨタ・デンソーなどの成果を出し続ける企業の経営思想や人材育成思想を学びます。
経営思想や人材育成思想は、書籍、雑誌、講演会、動画、オーディオブックなど、様々なところから学ぶことができます。しかしながら、これらは一般的な思想です。こうした思想を学ぶことは、とても大切なことですが、今現在も成果を出し続けているトヨタ・デンソーの経営思想を体験者から学ぶことは、さらに重要だと考えます。
講師は、デンソーで27年間努めた後、河合塾に席を移したことにより、外部からトヨタ・デンソーの経営思想を客観的に見ることができました。そして、その本質を「7つの基軸」として「見える化」しました。
「7つの基軸」とは、
1.人の可能性を具現化する
2.Pull Systemで、人と組織の可能性を引き出す
3.異質から多様性を生み出す
4.「サムシンググレート」としての方針管理を実践する
5.摂理に基づいて、権限と責任の一致にこだわる
6.やり切る・積み上げる
7.経営と現場はRespectとLinkの関係にする ことです。
管理職・経営者にとって、この「7つの基軸」を理解することは、仕事の成果を出す上で必須であると確信しています。
以上のようなステップを踏んだ後、管理職、経営者のためのマインドセットやノウハウ、経営者になるために準備すべきことなどの研修に入ります。
これらの研修は、アクティブラーニング形式を取り入れて行います。
今、教育が大きく変わろうとしているのをご存知でしょうか?
キーワードは、「考える力」「判断する力」「表現する力」そして「協働する力」の養成です。
これらの力を養成する上で、アクティブラーニングが有効と言われていますので、この研修では、アクティブラーニングを積極的に取り入れています。
アクティブラーニングには、いろいろなやり方がありますが、講師の一方的な情報提供ではなく、双方向の意見交換を重視したアクティブラーニング研修を行います。